『きらめく花』咲く冬のまきば、新イベント開始!【動画あり】
南房総は温暖な気候から、観光や旅行、釣り、レジャー、場所柄によっては”終の住処”として選択する方もいらっしゃるほど人気があります。
ここ『マザー牧場』も四季折々の楽しみ方があり、多くの人々が憩う場所となっています。しかしながら、マザー牧場は標高が300メートル以上のところにあり、冬はさすがにお花畑というわけには行きません。千葉県のこのあたりでも雪が降る時がありますが、平地で降雪があるときは、たいてい鹿野山では積雪になっていることが多いです。
以前、白く雪をかぶった鹿野山を見に行った時、頂上付近は千葉県ではまれに見るかなりの積雪で、銀世界と言うよりはまるで枯山水のようでした。あまりの雪の多さに杉の木や竹がだいぶ折れたものです。ちなみに『鹿野山』というピークはなく、3つの山を含む山域の総称のことを言います。
この冬、菜の花が咲く春までに、違った意味で”花”を咲かせようと、素敵なイベントが企画されました。
その名も『マザー牧場イルミネーション 2012-13 キラキラウィンターファーム』です。花が少ないこの季節に光の花を咲かせようという素敵なイベントです。今回とても素晴らしいきっかけをいただき、このオープンニングセレモニーにご招待いただきました。
実はこのマザー牧場、富津市の田倉(たぐら)というところに所在していて、この山の麓にあるJR佐貫町駅がマザー牧場への玄関口になっています。お隣のJR君津駅からもバスが出ており、たくさんの人々が来場します。
セレモニーは地元富津市長 佐久間清治氏、君津市長 鈴木洋邦氏、を始め、ミス・インターナショナルで東京タワーアンバサダーの吉松育美さんの祝辞、前田伸社長のあいさつがあり、その後マザー牧場イメージガール『ALISA』さんのカウントダウンによって一斉にイルミネーションが点灯されました。
10万球のLEDが 『まきばエリア』に敷き詰められ、赤と緑が織りなす光の絨毯が人々の口から驚きの声を上げさせました。夏にはこの場所で花火大会が開かれ、それにも大勢の人が集まって思い思いにまきばエリアで打ち上がる花火を楽しんだものですが、寒いこの冬には美しい電球の中を人々がそれぞれに歩きゆくのもまた、この冬のマザー牧場の風情になっていくのでしょう。
セレモニーの最中には、まだ空がいくらか明るさを残していましたが、すっかり日が暮れてくると、その電気による明るさがひときわ目立つようになってきます。奥の樹木に当たるライトの光が明るくなったり暗くなったりで、まるで揺れているように思えました。暗闇の中に大勢の人々がゆっくりと通りゆき、口々に『きれいだね』『揺れてるね』と、話しながら歩いていました。
このあと別の会場ではビュッフェが設けられ、『名水もち豚せいろ蒸し』を始め、お食事が供され、その美味しさに会話も弾むのでした。
この日、イルミネーションの点灯セレモニーの最初に、クリスマスツリーの点灯セレモニーがありました。スケーターの女性がこの点灯役を担い、その後スケートリンクの滑り初めを行いました。狭いリンクでしたが、その上手な滑りにしばしば周囲の観客席から拍手が沸き起こっていました。
思えばこのマザー牧場、幼少の頃から遊びに来ていましたが、スケートリンクがあるのを見たのは今回が初めて。その昔、ここよりもう少し南の現在の南房総市(旧富山町)岩井に大きなスケートリンクがありましたが、そこがなくなって以来、このあたり(君津以南)にはスケートをするところが他にないような。
セレモニーのあと間もなく親子連れの方が数人、慣れないリンクでの滑走にチャレンジしておられました。
これからますます寒さが厳しくなりますが、マザー牧場にて催されるイルミネーション、ぜひ楽しんでみてはいかがですか? 寒さの中、目を楽しませたあとは、温かいお食事があなたを迎えてくれますよ。
開催期間等は、マザー牧場ホームページなどでご確認ください。
キラキラ・ウィンターファーム [マザー牧場]