乾燥バジルを自作。たくさんの葉がこれっぽっちに
今年の夏は、暑い暑いと言っていた割りには昨年ほどではなく、我が家では一度もエアコンを使いませんでした。それでも湿気がかなりあって、ふっつかよい畑ではあっという間に草が伸びてしまい、茄子やミニトマトがたわわに実っていたところも草に覆われてしまいました。
草取りをすればいいわけなんですが、それすら間に合わなかったというのが正直な印象です。
その中でもたくさん育ったのが『バジル』。それはそれは茂ってですね、低い生垣みたいになりました。しかしながらせっかくたくさん育っても、その活用方法をあまり知らないのが泣き所。しかもこのバジルという香草、大変デリケートな植物でありまして、風などで隣合う葉っぱに擦れたりするとすぐに黒くなってしまいます。ネットなどで調べてみると、芯を止めたり適切に枝を整理しないといけなかったみたいですね(笑)。知らないって恐ろしい…。
そこでたわわになった葉っぱ(葉っぱに『たわわ』とは言わないか)で乾燥バジルを作ってみようと思いました。その理由は、最初作ろうと思ったジュノベーゼソースは材料がいっぱい必要だったから。と言っても松の実が入るとかなんですけどね(笑)。
ここの畑で育った『バジル』、素人が育てた割にはいいのができたでしょう? 葉っぱも手でむしらないで、はさみで一枚一枚カットしてみました。摘み取るときも葉っぱに触れるときは優しく優しくを心がけて。そうしないと黒い斑点になってしまいますよ。
このバジルを水でさっと洗い、布巾でていねいに水分を取ります。ここをしっかりやっておかないとあとで乾燥しにくいです。
これをレンジで「チン!」します。500ワットのレンジで1分30秒くらい。レンジ皿の上にペーパータオルを敷くのを忘れないでくださいね。
バジルはカリカリになります。手で触ると崩れる部分もあります。ちなみにはじめ1分30秒ほどではあまり乾燥しないでしんなりしていたので1分50秒でやったんですですが、長すぎたらしく葉っぱの周辺が赤く発光していました(つまり燃えた、あは)。
火事には気をつけましょう!
カリカリになったバジルをフードプロセッサーにかけます。刃物なので怪我には気をつけてくださいね。
こんなに細かくなりました。まるで茶葉のようですね。台所はもうバジルの香りいっぱいです。一生懸命はさみで摘んでていねいにていねいに扱って、一枚一枚水気をとって「チン!」したバジル。果たして、どれほどの量になったのでしょうか?
なーんと! たったこれだけ!? ですよ。乾燥バジルを作るのって手間暇かかるわりには出来上がるのはごく僅かなんですね。
買ってくるのはもちろん簡単ですが、自分の畑で栽培して、自分で摘み取って、加工して使う。これって楽しいことだと思うのですよね。
バジルなら、テラスでもプランターを使って簡単に作ることができます。次の夏は、あなたも自分でバジルを育ててみませんか。きっと良い体験になると思いますよ。
(Ken)