• 2013.10.8

まさに白く輝く天守閣! 里見八犬伝の縁の地

 

車を走らせていて遠くからお城が見えたら、なんとなく気になりますよね。だんだん近づいてくるともっと気になります。近くに行ってみたくなってしまいます。

ここは館山市にある館山城。実際には城址です。ある調べによると、日本には記録に残っているだけでも2万5000もの城があったそうです。その内このような天守閣を持ったものばかりではなく単なる砦のものも含まれますが、それもお城。しかし江戸末期には天守閣を持ったお城は70くらいになっていたとか。この館山城も実際の姿ははっきりわかっていません。

 

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思いつきで行ったものですから駐車場を探すのに一苦労しました。スマホのGoogleナビで場所を特定し、その通りに行くのですがすぐ麓に来て到着していないのに「お疲れ様でした」と終了…。しかたがないので散歩していた方に尋ねました。「この先行ったところのT字路を細い田んぼの中の道を左に行ったら駐車場があると思います」ということで走っては見たもののT字路がない!

何とか戻って十字路を曲がったらしっかりとした駐車場が現れました。ここで一つ教訓。ナビに出てきた候補を信じないで、しっかり検索した住所を入力する、かな。事前準備が肝心、なんて当たり前ですね。

 

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天守閣までは複数ルートが有るようです。迷っている間にも住宅地の横から、歩いて登るルートも目にしましたし、お城のファンの方などはこの山域を歩きまわって、実際に切り掘られた遺構や、お堀、削り取られた地形などを見て古代ロマンを味わうようです。それもそのはず、全て人力がメインで築かれているもんね。

というわけで、この写真で見るよりも傾斜がきつかったです。よりによって陽気が回復して汗だくになりました。

 

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さあ、天守閣ですよ。古代ロマンですよ。これは八犬伝という名前を聞けばご存じの方もいらっしゃるかもしれません。戦国大名里見氏のお城(城址)です。中は里見氏にまつわるものや主に江戸時代の作家 曲亭馬琴によって発表された創作物語「南総里見八犬伝」に関係する資料が展示されています。歌舞伎や映画、漫画にもなり、日本で生まれたファンタジーの古典とも言われるそうです。その物語の発祥の地とも言えるわけですね。

 

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曇り空で生憎ですがぐるりと見渡すことができました。天気が良ければこの湾の向こうに富士山や相模湾などが見えるはずです。左手には航空自衛隊の館山航空基地があります。夏に行われる花火大会はそれはそれはきれいだそうで、多くの見物客が訪れます。館山は冬でも温暖で、過去に積雪の記録はあるものの、稀なことのようです。

 

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この天守閣からあなたはなにを見ますか。古代ロマン? いい眺め? 見てるだけ? 眺める人の数だけ景色があります。戦国時代にはこの地域で激しい戦が行われました。時の流れはきっとなにかをわたしたちに与えてくれるのでしょうね。

 

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