• 2015.3.3

蝋梅のトンネルをくぐった先に見えてきたもの

 

老夫婦が手作りで作り上げた蝋梅園。それは車で走っているとうっかり通りすぎてしまいそうな場所にあります。

元々は養鶏を営んでいたそうですが、その空き地にタネから育てた蝋梅が大小1000本も植えられています。テニスコートにして4面分はあるでしょうか。

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まるで蝋梅のトンネルです。この蝋梅の枝に成る小さなタネから苗木を育てて一本一本手で植えていきます。

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これがタネが芽を出したところ。周りの葉っぱと比べるとほんとうに小さいことがわかります。

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蝋梅は成長が早く一年に1メートル近くも伸びることもあるそうです。そのため剪定は必須でその労力もかなりのものだとか。

また、根元に肥料を混ぜ込み栄養管理も欠かせません。その作業をずっと老夫婦二人で続けています。

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園内には紅梅や菜の花も咲き、とてもセンスの良い気持ちが安らぐ蝋梅園です。

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ご夫婦はこの蝋梅園にもっとたくさんの人に来てほしいと考えてお手入れを重ねながら場所を広げ、無料で開放しています。

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ご主人が園内にある眺めの良い場所を案内してくれました。「ここからの眺め、素晴らしいでしょう。もったいないですよね」

確かにもったいない、このロケーション。富津のいいところは長い海岸線もさることながら、のどかな田舎の雰囲気がいいんですよね。

ここが蝋梅の里でもっと多くの人々に知られ、憩いの場所になるようにとの願いを込めて、日々手入れを続けているお二人の姿がそこにはあるのでした。

 

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